ボルステがしゃいこーな話

ご無沙汰してます。なんとブログを書くのが約3ヶ月ぶりということで驚いております。

この3ヶ月の間で(元)推しが燃えたり、オタクのあり方を変えたり、アカウントを断捨離したりと色々ありましたが相変わらず元気にオタクをしております。

 

そんな私が今日お話するのは舞台「RE:VOLVER」のお話でございます。

「ヘタミュ」や「スタミュミュ」など多くの舞台の演出・脚本を務める吉谷光太郎さんが5年ぶりに描き下ろしたオリジナル脚本の舞台です。

この作品があまりにも良すぎて全人類に見てほしいので色々語っていきたいと思います。

 

物語の舞台は巨大な「城塞」に囲まれた都市『霞宮(カミヤ)』。そこはかつて外国船でやってきた海賊の英雄に与えられた都市国家。しかし帝国への独立戦争の敗北によって、その後市民たちは戦犯扱いとなり、城塞都市はさながら高い壁の監獄と化した。その都市から脱出しようと試みた『都市海賊』という少年たち。しかし、少年たちの夢は失敗に終わる。それから12年の時を経て、あの日果たせなかった夢が再び動き出す…。

 

公式HPからコピペしたやつを削ったり増やしたりしてざっくりあらすじを書きました。なんでしょうね色々ややこしいこと書いてありますがキーワード的なものでこの話を表すと「アクション」「友情」「少年漫画的熱さ」と言ったとこですね。嫌いなオタクはいないと思います。

 

まあ文字じゃあイマイチ世界観伝わんないのはわかってる(私も観に行くまで世界観わからなかった)のでとりあえず見てください(極論)

 

続いて、登場人物と演じてる役者さんについて語っていきたいと思います。

まずは「都市海賊」のメンバーから

 

聖木(スズキ) 演:植田圭輔さん

 かつてこの「城壁都市」を作ったとされる海賊の英雄の子孫。そのせいで都市の人間からは冷たい視線で見られたりなんだりなどしてただ逃げて生きてきた盗賊。しかし阿羅来をはじめとする都市海賊のメンバーに出会い、この都市から脱出するという夢を見つけます。

 演じているのは植田さん。某作品では推しが大変お世話になりました。

元々素敵なお芝居をされる方だということは他の作品の映像を見て存じ上げてたのですが本当によかった。劇中では身体も心もボロボロになりながら戦い続けるキャラクターなので植田さん自身も魂を削りながら叫び演じている様子で気迫がすごかったです。

 

伊透(イトウ) 演:橋本祥平さん

 聖木のかつての親友であり現在は刑事をしている。この世界の刑事は「帝国の犬」であり、冤罪をガンガン擦り付け最悪の場合殺してしまったりとなかなかアレ。しかし彼は彼なりの信念で刑事への道を選んでいます。現実主義だし堅物だし少しやり方が不器用なところもあるがそこが愛おしいしそれらをすべて理解してくれているのが聖木なんですよね尊い。 文面から察してくださいこの作品においての推しです。

 演じているのは橋本さん。見たことある作品がブタキンと文ステだったのですごく幅広い役を演じることができるのだとは思っていました。わたし彼の眼で語るお芝居がとても好きなんですよね。あと衣裳がロングコートになっているのですが戦闘シーンの際に裾をひらひらなびかせているのがすごくかっこいいです。星元さんや長江くんなど同世代くらいの俳優さんがこぞって憧れを抱いている俳優さんでもあるので演技力はお墨付きでございます。

 

玄汰(クロダ) 演:山田ジェームス武さん

 革命軍と呼ばれる帝国へ立ち向かう軍のリーダーを努めており、劇中では絶賛帝国でスパイをしていた。

特徴はどこか厨ニくさいかっこつけた台詞回しと2本の刀で戦う二刀流ですね。イメージはワン○ースのゾ○みたいなものだと思ってください(?)

革命軍ではたくさんの仲間に頼られるリーダーであるが、実はとある症状をかかえていて…(どんな症状かは本編を見てください)

 演じているのはジェーくん。この作品、キャスト陣がこぞってお芝居のおばけたち揃いなんですけどその中でよく食らいついてるなあって印象があります。彼もお芝居普通にお上手なんですけどね。(ある意味)二面性を持つキャラクターなので2つの顔のギャップがとても好き。あと顔面が整ってるのですごく舞台映えする。顔がいい。

 

壬浦(ミウラ) 演:櫻井圭登さん

 探偵であり殺し屋としての一面もある。基本的に明るく天真爛漫なキャラクターだが生涯孤独であったという過去をもつ。劇中では色々複雑なあれこれがあり都市海賊の中ではややトリッキーな行動に出ることが多い。アニメ化するならCVはホリエルにやってほしいって声を大にして叫びたい。

 演じているのは圭登くんですね。彼の辰巳がすごく好きだったんですけどまたガラッと違うキャラクターを演じていてすごいなあと。吉谷さんが案外カメレオン俳優なのかもしれないと言っていた理由がわかった気がします。これは意図的なのかどうかは知らないんですけど「探偵」の壬浦と「殺し屋」の壬浦の演じ分けが好きです。

 

阿羅来(アラキ) 演:安西慎太郎さん

 都市海賊のかつてのリーダー。メンバーの前に突如姿を表してとてつもない統率力で計画を遂行し、突如メンバーの前から姿を消した男。12年の時を経て帝国軍人として再び彼らの前に姿を現すことになります。彼のことは多く語りすぎるとすべてネタバレになってしまうのでとっとと安西さんの話に移ります。

 演じているのは安西さんです。彼は本当にお芝居がすごい。あの橋本さんが「お芝居モンスター」と言っていた意味がすごくわかりました。都市海賊のリーダーとしての面倒見のいい兄貴としてのお芝居と12年後の感情を失い冷静としているがどこか12年前の面影を残したお芝居のバランスがほんとにほんとに天才。めちゃめちゃ好きな台詞とシーンがあるんですけどクライマックスすぎて未視聴者にお届けできる代物ではないことが悔やまれます。

 

以上が「都市海賊」です。12年前の回想と現在の出来事をリンクさせながらお話が進むため、少年期と青年期の二種類の姿が楽しめます。5粒で10度おいちい

 

それ以外にも何人かキャラクターはいるのでお話しますね。

 

鷹城(タカギ) 演:磯貝龍虎さん

 刑事であり、伊透の上司。目的のためなら手段を選ばないパワハラ上司ですね。

理由あってプロデューサー業をやられている方々からみたらつい「タカジョウ」と読んでしまいがちですが「タカギ」です。最初はただただ怖い男だなあと思ったのですが物語の結末を知った上で見返すとじわじわ愛おしく見えてきますね(?)

 演じているのは龍虎さん。彼はすごく突拍子のないアドリブで共演者を困惑させたりするようなとてもユーモアのある性格の持ち主なのですが今回は吉谷さんの意向で笑いを一切封じられました。迫力がすごかった(こなみかん)元々身体がおっきいのでそんな彼が悪役を演じたらそりゃ怖いに決まってる。よく部下の伊透がボコボコに殴られてるのですが殴られるお芝居もめっちゃリアルで可哀想になった、、、

 

倭潮(ワシオ) 演:成松慶彦さん

 帝国軍人であり阿羅来の直属の部下。多分いちばんの悪役はこのキャラクターなんじゃないかなあって思います。身分の低い人をけなしがちですね。

 演じているのは成松さんなんですけどわたし彼のことはデスパネルで9月にお目にかかっていて、その時は唯一の良心みたいなキャラクターだったので今回の役との差にただただ驚きました。ゲスいお芝居が最高だった。あとビジュアルが銀髪長髪なんですけど銀髪長髪が嫌いなオタクなんていなくない!?(?)

 

抹尹(マツイ) 演:川隅美慎さん

 帝国軍のサブリーダー。玄汰のことをそれはそれは信頼している。猪突猛進な性格。まあ一言で言えばうるせえ。 シリアス要素も多々あるこの舞台において貴重なユーモア担当ですよね。アニメ化するならCVは畠中さんにやってほしい。

 演じているのは美慎くん。このキャラクターあれなんですよ出演シーンほとんどが声張り上げて叫び散らかしてるんですよ、威勢がはちゃめちゃにいいキャラクターなので。で、まあ他のキャラクターも戦闘シーンとかで叫び散らかすシーンも多いので声が枯れかけのキャストもちらほら見えた中、喉潰さずに最後まで演じきれたのは素直にすごいと思います。喉が強い。あとこの作品において1番の尺取りアドリブシーンを彼に任されているんですけど心折れずにやりきれてたのでハートも強い。

 

衣澄(イズミ) 演:タイソン大屋さん

 バーテンダーのママ。かつては歌姫だったらしい。劇中歌を歌い唯一客降りファンサをする。天涯孤独だった壬浦の母親代わりであり、殺し屋としての能力を教えた師匠。

 タイソン大屋さんはTwitterでよく稽古日記と題しキャスト達の稽古の様子を日々ツイートしていたのが印象的ですね。役柄だけでなくキャストとしてもみんなのママだったのかもしれない(?)

 

策間(サクマ) 演:山岸拓生さん

 情報屋。壬浦に探偵としての知恵を教えた父代わり。この人がいちばん何を考えてるのかわかんないというか、まあ報酬さえ貰えれば誰にでも情報は流すし依頼は受けるみたいな、そんな人です。でもなんだかんだそんなに悪い人じゃないと思ってて、その辺はちょっとネタバレになるから言えません。ただ、吉谷さんがTwitterで仰っていた「もし彼の言うことが全部嘘だとしたら…」という視点で考えるとすごくゾッとするキャラクターではあります。あとママとともに客降りファンサします

 山岸さんめちゃめちゃ声が渋くて良い。そのままアニメ化してもCVやれんじゃねえか?ってレベルに声が良かった。

 

長々とキャストとキャラクターについて語っていきましたがこんな感じでどのキャラクターにもしっかりとした背景があり、まだまだ明かされていない部分や謎が多いのできっと続編やらスピンオフ、コミカライズ、もしかしたら逆輸入でアニメ化も充分有り得る作品でございます。

アニメやゲームを原作とした2.5次元の作品ではないので、普段舞台を見ないという方でも偏見なしで見られると思うし見て損はないと断言します。

 

すっっっっっっっっごい熱量で文章を打ち散らかしてしまったので勢いに圧倒されすぎてしまっていたら深くお詫び申し上げますがほんとにいい作品なのでみなさん気が向いたらでいいので見てください。ニコ生のネットチケットは11/27まで販売しております。2500円とかそこらです。

 

live.nicovideo.jp

 

最後にYou Tubeに上がっているゲネ動画を貼って終わりたいと思います。まあ正直ゲネの聖木より千穐楽公演の聖木の方が悪ガキ感が増してて好きです。

 

youtu.be

 

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