9年間応援してきたアイドルの卒業を現地で見届けてきた話

 

お久しぶりです。約3年ぶりのブログです。

 

ブログをなぜ更新していなかったのかというと、長文を書くほどの熱量と話題がなかったからです。だいたいTwitterで事足りるし、ちょこちょこ下書きに書きかけで放置している記事があったんですけど途中でめんどくなって放置していたり。

 

そんな私が重い腰を上げて今から取り上げることはタイトルの通り、

 

9年間応援してきたアイドルの卒業を現地で見届けてきた話です。

 

昨日、日本武道館にて開催された「Juice=Juice CONCERT TOUR 〜terzo〜 FINAL 稲場愛香卒業スペシャル」を持って私が一番好きな女性アイドルである稲場愛香さんが卒業されました。

一応9年間推してきてはいるものの、そのほとんどを在宅で過ごしているので推しというのはおこがましいですね、影でずっと活躍を応援し続けてきたとても可愛らしい女の子です。

 

彼女のことを応援するきっかけとなったのは2013年12月。ハロプロ研修生オリジナル楽曲である「おへその国からこんにちは」のMVが公開された時でした。

 

ハロプロ研修生MV初公開!モー娘。武道館、J=J新曲Dance Shot・対談 MC:高木紗友希【ハロ!ステ#44】 - YouTube

 

今となっては伝説級のメンバーが揃っており、かつ現在も活動しているメンバーも数少なくなってきた当時のハロプロ研修生

そこでソロ歌唱パートはないもののワンカット映ったときに「かわいいこの子!」って思ったのが稲場愛香さんでした。

当時16歳とかだったかな?見た目の幼さに反して年齢が大人なことにびっくりしたし、ハロプロでデビューしてほしいけど間に合うかな?って不安もありました。

 

それから約1年後の2014年に、カントリー・ガールズへの加入が発表されました。

本当に嬉しかったのを覚えています。しかも蓋を開けたらビジュアルメン揃いで曲もかわいい系だし歌声もかわいいし最強かよって。

愛おしくってごめんねのリリイベはたしか行った覚えあります。今でこそ女性アイドルを応援する女の子って多いと思うんですけど、当時は今ほど多くはなかったので女性限定エリアで結構前の方陣取った思い出。

 

正直な話をすると、稲場愛香さんご卒業前のカントリー・ガールズが大好きでした。

ももち先輩、山木さん、稲場愛香さんの年上組、おぜちい(うたちゃん)の年下組、それに加えてやなふなの追加メン。非常に良いバランスだったし稲場愛香さんの甘くて可愛らしい声がカントリー・ガールズの曲調にぴったりだったからです。

 

しかし稲場愛香さんは2016年に喘息の症状が悪化して活動休止。そのままカントリー・ガールズからも姿を消してしまいました。

あまりにもショックで。お別れをいう場すら与えさせてもらえなくて。一応ハロープロジェクトには残留という形ではあったけども、過去に同様の形でハローに残ったメンバーさんは結局目立った活動がないままハローから卒業することになってしまったから、もう稲場愛香さんがアイドルする姿は見られないのかなって、せめて卒業する姿を見送る場は欲しかったなって、すごく残念だったし悲しかったです。カントリー・ガールズの皆さんに何も罪はない。それはわかってるんだけど稲場愛香さんがいるカントリー・ガールズのままの記憶でいたくて、以降カントリー・ガールズの曲をあんまり聴くことが出来なくなってしまいました…。

 

そんな感じでほぼ再始動を諦めていましたが2017年9月、地元北海道を拠点とする活動の再開が発表されました。アプカミでちょうど復帰後に披露した恋はマグネットの映像が残っているんですけど、私の大好きだった稲場愛香さんが帰ってきた。とすごく感動したのを覚えています。

 

アプカミ#86 モ娘。20周年企画、モ娘。'17、アプガ、稲場愛香、道重&田中ライブ映像ほか MC:古川小夏(アップアップガールズ(仮))、小片リサ(つばきファクトリー) 9/29/2017 - YouTube

 

空気のきれいな北海道で~ってことだったから、北海道にいかないと稲場愛香さんに二度と会うことができないと思ったし、年齢も20歳とかだったからあと何年ハロプロで活動してくれるかわからないし卒業までに一度は北海道行って稲場愛香さんに会いに行こうって思ってましたね当時は。

しかし徐々に北海道以外の場所での活動も始め、確か私誤爆歌ってた時のハロコンは入った気がするんだよなあ~~~多分。

 

稲場愛香さんがJuice=Juiceに加入すると知った時は驚いたし戸惑いました。

Juice=Juiceなんですけど、当方大塚愛菜さんの亡霊をやっておりまして、いつぞやの娘。コンで最前入ったときのオープニングアクトでメジャーデビュー前のJuiceを見まして、大塚愛菜さんに心射抜かれたんですけど、あっという間に脱退しちゃったしロマンスの途中も(個人的に)明らかに大塚愛菜さんとかりんちゃんさんシンメだったんだろうなってところを杞憂してしまってオリジナル歌割りのロマンスの途中あんまり得意じゃなかったりするんですけど、そんな私にJuiceの推しが突如爆誕するなんて思わんやん!?

し、当時だいぶ荒れたんですよねインターネットの間で。

元々歌は苦手寄りの子だったもんですから、Juiceに入れるのはおかしい!だの、いざ最初のシングルである微炭酸でかりんちゃんさんとシンメになったらゴリ押しだ!だの。

ただのファンなので本人のすべてを知っているとは当然思わないんですけど、きっと誰よりもJuiceに入ることに関して大丈夫かなって不安に思ってるのって稲場愛香さん本人だったと思うんですよ。わからんけど。しかも別にゴリ押しっつったって本人が志願してゴリ押されてるわけではないやん?本人にはなんの否もないのに本人ばかり叩かれるのが正直しんどいなあって思ったり思わなかったりもしました。

 

そういうのも知っているからこそ、武道館でみた一面ホットピンクの景色は素晴らしかったし、私もその景色の一部になれたことがとても誇らしいし、大切な思い出です。

 

さて、めっちゃ前置きが長くなってしまいましたが卒業コンサートの話をしましょう。

正直、二年くらい前から卒業の覚悟はできてました。ハロプロの俗に言う「定年」と言われる25歳よりは早く卒業すると思ってたからです。根拠はないです。

なので、卒業発表があったときは思ってたより長く在籍してくれてありがとうって気持ちでしたね。

今まで卒業コンサートはライブビューイングであったり、Blu-rayだったりでしか見たことがないんですけども流石に稲場愛香さんの卒業コンサートは現地で見届けたいと思い、チケットを獲得しました。

ハロプロのメンバーの卒業コンサートは一度しかないし、みんなすっごく綺麗になって卒業していくので、ここからさらに綺麗になった稲場愛香さんを拝めるのかと思うと結構楽しみでした。

 

そして迎えた当日。当日は思いの外ふわふわしてたというか、全然実感なかったです。

ほんとに卒業するの?みたいな

しかし、開演直前に武道館が一面ホットピンクになった時、いつもは画面越しに見ていた景色がそこにあって、しかも私の大好きな稲場愛香さんの色で染まっていて、この時点で結構泣きそうでした。

そしてコンサートスタート。春ツアーは名古屋公演にも参加させてもらったんですけどその時のセトリなんか当然おぼえていないので()新たな気持ちで見ることができました。

しかも私が行ったときは有澤一華ちゃんが新型コロナウイルスの濃厚接触者に該当していてコンサートに参加することができなかったので9人のJuiceを見るのは初めてでした。Future Smileで一華ちゃんがバイオリンやるとことかもしっかり拝むことができて良かったです。

素晴らしいセトリの中で私が特に印象的だった曲をピックアップして感想をお話したいと思います。

 

プラトニック・プラネット 

こちらは長く愛されてきて、先日発売されたアルバムには卒業メンバーも含めた歌割りでの音源が収録されている言わずとしれた名曲なんですけども、まさかここのラスサビのフェイクが稲場愛香さんに回ってくるなんてJuice加入決まった当時は誰も想像できなかったと思います。歴代のこのパートを歌ってきた先輩方が偉大であるので、プレッシャーもあったかと思いますが最後まであのパートを綺麗に歌い切ることができて、それをオタクとしてもしっかり目に焼き付ける事ができたのが何よりも幸せです。

 

・禁断少女

稲場愛香さんがJuice=Juiceに加入されて最初のアルバムに収録されている楽曲の中でも、稲場愛香さんの印象が個人的に強い楽曲。ラジオのせいかも。確か定常のツアーには入ってなかったと思うので、ここで聴けるとは思わなくて嬉しかったです。

 

稲場愛香さんと他メンによる、スペシャルメドレー

卒業コンサート恒例となっている、卒業メンバー+残留メンの入れ替わり式によるメドレー。このメドレーの主役が稲場愛香さんになっていることで卒業なんだなあって実感がめちゃくちゃ湧いてきたんですけども。

まずは新メンバーである3人と稲場愛香さんによる「初めてを経験中」。この曲久々に聴いた気がする。というか今のJuiceにはない路線なので新鮮だったし、逆に稲場愛香さんにとってはホームグラウンドのような曲調だったのでめちゃくちゃ解釈一致でした。

次にゆめりあいと稲場愛香さんによる「好きって言ってよ」。ゆめりあいのポテンシャルの高さをものすごく感じて、この二人がいるのであればあと10年はJuiceも安泰だなと思いました。

で、ここまできてこれ加入時期別で来てんなって思った私はれいれいと歌う楽曲の可能性をすごくよぎったんですよ。いやまさか、でも定常セトリに組み込まれてたはずなのにまだ歌われてないな、えっ?

井上玲音さんが単独でスタンバイし、アコースティックver微炭酸のイントロが流れたときにまじで呼吸できんくらい泣きました。稲場愛香さんの代表作といっても過言ではない微炭酸。それのアコースティックverがまさか現地で聴けるなんて思ってもいなかったからです。正直ほとんど記憶にないんですけどとにかく素晴らしくてあの一曲だけでも来る価値あったなあって思いました。

最後にるるちゃんとうえむーがやってきて続いてくSTORYを披露。このタイミングでこの曲は間違いなくオタクの涙腺崩壊しにきてるだろと思いました。途中でみんな揃うとこも含めて最高。

 

他にも見どころたくさんあったんですけど、記憶も曖昧なのでこれくらいにしておきます。

本編がすべて終了し、アンコールへ。

 

ホットピンクのドレスを身にまとった稲場愛香さんが登場。

稲場愛香さんが卒業曲に選ぶ曲はなんだろう。って色々想像してました。さすがにJuiceの曲かな?カントリー・ガールズの曲選んできたらどうしよう、とか。

選ばれたのは「もしも…」でした!!!!!

去年のバーイベでも歌ってたし完全に油断してたよ!!!!!!!でもとても解釈一致です!!!!!!

カントリー・ガールズの曲はM-lineコンサートの時に歌ってくれるとオタクは嬉しいです。(M-line入るとは言っていない)

可愛らしいドレスで可愛らしい全振りの楽曲を歌う稲場愛香さんは今までのどの稲場愛香さんよりも輝いていて、美しかったです。

そして、卒業スピーチ。本当にいろいろあったハロープロジェクトでの活動を振り返ってくれました。カントリー・ガールズでの活動のこと、ハロプロ研修生北海道のリーダー的立ち位置での活動のこと、そしてJuice=Juice加入後のこと。

ほんとうに幸せだったって、そう伝えてくれて私はもうずっとボロ泣きしてました。

 

稲場愛香さんからメンバーへのメッセージ、そしてメンバーから稲場愛香さんへのメッセージを聞いて、稲場愛香さんは本当にメンバーから愛されてた人だったんだなあって思うことができました。そしてあっという間にコンサートは終演を迎えてしまいました。

 

卒業コンサートから一日経って、2日間無理やり休みとって現地まで足を運んで本当によかったなという気持ちでいっぱいだし、稲場愛香さんにはとても感謝だしこれからも大好きだし、でも稲場愛香さんがご卒業されたあとのJuiceもしっかり応援していくし、とにかくいろんな想いがこぼれてうまく一言ではまとまりません。

 

稲場愛香さんがこの後どこでどのような活動をされるのかはまだ全くわかりませんが、これからもご活躍を願っています。そしてJuiceの新しい推しである工藤由愛ちゃん。夏ツアーからは薄ピンク振るのでよろしくお願いします。