まさか本日中に2つもブログを更新するなんて思ってもみなかった

 

今回はクソつまんねえ前置きは省略します。

いくら2.5に抵抗がないからって、舞台観劇が好きだからって、どうしても目を向けることが出来ない、いわば地雷の舞台ってみなさん存在すると思うんです。原作が好きすぎる、キャラクターが解釈違い、キャスティング、キャラビジュの完成度などなど理由は様々あると思います。今回はそんな地雷舞台のような存在だったものに目を向けた結果感動してボロ泣きした話をしようと思います。

 

四月は君の嘘」2011年3月~2015年3月まで月間少年マガジンで連載されていた漫画。2014年10月~2015年3月には「ノイタミナ」枠でアニメも放送されました。

私がこの作品と出会ったのはアニメ放送開始時。キービジュが綺麗で何より音楽を題材とした作品には昔から弱い。自分自身もピアノや吹奏楽など音楽に触れる機会も多かったですし。

そんな理由で見始めたアニメだったのですが当時の私はとても魅了されました。すごくきれいで、輝いていて、だけどどこか繊細で切ない。そんな世界感が大好きになりました。それから原作も一気に揃えました。漫画をほとんど読まない私が一気買いして今も大事にしてる作品なんてほとんどありません。それくらいのパワーがこの作品にはあった。

 

アニメ・原作が終わり、時が経ち、実写映画や舞台の展開が発表されました。あの輝いた世界やキャラクター達の複雑な葛藤はとても3次元なんかじゃ表現できっこない。そう決めつけてそれらからは目をそむけ続けていた。

そんな私が舞台を見ようと思ったきっかけが、安西慎太郎という存在だった。

彼のお芝居を去年ボルステで拝見しました。とてもいいお芝居をする方で一気に引き込まれた。天才だと思った。

そんな彼が君嘘では主人公である有馬公生を演じる。彼ならきっと、私の理想としている有馬公生を体現してくれる。そんな謎の安心感と期待を込めて、君嘘の舞台はいつかちゃんと見たいと思うようになりました。

 

と、いうものの、ずっと目をそむけ続けていたコンテンツなのでなんだかんだ重い腰が上がらない日々が続いていたんですけどもニコ生で配信があるということでやっと視聴することができたんですね。

原作厨ババアは感服です。アニメをリアルタイムで見てたあの頃の同じように、もしかしたらあの時以上にボロボロ泣き崩れました。多分原作もアニメも見て結末を知っているからなおさらだと思うんですけど冒頭のささいなシーンでも既に泣いてたからただの原作厨補正も少しはあるのかも(笑)

でもストーリーの力だけではやっぱりここまで感動はしないと思うんですよ。役者の演技がマジでよかった。

想像以上だったのはヒロインの宮園かをり役を演じた松永有紗さん。しょーみ静止画というかキービジュでみるといまいちピンとこなかったんですよね。かをりちゃんは元気で明るくてとっても強い、だけどどこかか弱くて繊細で儚い、という絶妙なバランスをしているキャラクターなのでやっぱりその感じを3次元の静止画で再現するのは難しいみたいですね。でもお芝居はかをりちゃんそのもので、今を必死に生きてるかをりちゃんに何度泣かされたことか。とてもよかったです。

安西さんは私の期待以上の有馬公生を演じてくれていました。やっぱりあの人のお芝居はすごい。もっと見たいなあって思うんですけど多分推しとは一生共演しないので私が安西慎太郎のオタクになりすまして安西さんの舞台に行くしかないという末路。

彼のお芝居は百聞は一見に如かずみたいなとこあるのでみなさん見てください。ほんとうに。

和田さんはカラ松のイメージが強かったのと茶髪ビジュが絶妙に似合ってなくて登場時には思わず吹いてしまったんですけど(笑)、でもちゃんとお芝居してる和田さんはちゃんとかっこいいじゃんって思っちゃいましたね。よぉブス共!と叫んで女性にキャーキャー言われるよりもこっちの方が本職なのでまあ当然っちゃ当然か。

横井さんもブタキンでしか知らないのでまともにお芝居してるのは初めて見たなあ。普通に良かったし顔面が整ってるからすごく舞台映えする。

女の子のキャストさんも皆さんとても良いお芝居だった。ちゃんと原作の世界観を崩さないように頑張ってくれていた。それだけで原作厨ババアは報われます。

 

そんなこんなで君嘘の舞台が予想以上に最高すぎてびっくりしたお話でした。

dアニメストアでも見れるしニコ生配信もプレミアム会員だったら今からでも遅くないのでまじで見て損はないです。安西慎太郎がただただ天才的。

今年もこんな感じで良かった作品とかジャンルについてはクソ長文で熱く語り散らかしていくのでみなさんついてきてください